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調剤薬局の運営レベルを引き上げ、新たな薬局のスタンダードを目指すDFS薬局会 様

DFS薬局会 様

DFS薬局会 会長 門間康成 様

――DFS薬局会様がお持ちだった課題というのは、どんなものでしたか?

私たちDFS薬局会は、薬局を運営する会社が10社、会員160名の団体です。調剤薬局の運営レベルを引き上げ、新たな薬局のスタンダードをつくっていくことを目指し活動しています。
年に数回、会員が受講できる研修を組んでいて、そこでは薬剤師の専門性アップや接遇レベルの向上、組織運営レベルの引き上げなど様々な領域での研修会を開催しています。

その中でこれまでは、薬局のリスクマネジメントの観点からの研修が多かったのですが、今の我々が置かれた環境や調剤薬局の課題を考えた時に、リスクヘッジよりも薬剤師個々の意識の持ち方や患者様への姿勢をさらに質の良いものにしていく必要があると考えていました。そんな時にリンククリエイトさんを紹介されたのです。

――当社で研修を実施いただくことになった経緯を教えてください。

pho_dfs_030DFSの会員企業の1つである株式会社マイアールさんが、山崎さんの研修をされていて、そこの社長から紹介されました。チームを良くしていく、薬局のマネジメント力を高める、リーダーシップを高める、戦略眼を養う、そして社員スタッフへの働きかけ方をどうしたらいいか、そういうことを考えていたちょうどいいタイミングでした。そこで山崎さんに理事会に来ていただきお話しをお聞きして、研修を依頼しました。

――実施されてみて、感じたことはありますか?

pho_dfs_0401回目は役職などの立場に関係なく、なるべく多くの会員に参加してもらいました。私自身も受講しましたが、勉強になるのはもちろん、「面白かった」のが印象的でした。単に知識を入れるのではなく、自分の思考パターンに気づくことができたり、仕事や他者への関わり方を考えるきっかけになりました。これまでの研修は、参加した会員企業の社員の側に「受けさせられている」感が強かったんです。そして経営側の社員への期待もあまり伝わっていなかった。でも山崎さんにお願いした研修では、「面白かった」「時間が短かった」という言葉が多く、ということは、研修の意図が共有されたわけで、今までの研修とは違ったと思います。

――門間会長がお持ちの薬局の課題というのは、どんなものがありますか?

我々は日々社会から見られ評価をされている、ということへの意識が不足していると思います。業界へのバッシングがここ数年強くなっていますが、これは私たちにも要因がある。「うちの薬局を選んで来ていただいて、ありがとうございます」の意識が足りないんです。薬局は日本に5万軒、コンビニより多いのですよ。それなのに当事者である私たち自身が、来ていただいている患者様への感謝がなくてどうなるのか、と思います。患者様に来ていただいているから薬剤師は生きていける、そこに立って一人ひとりが成長しなければいけないと思っています。

――その後も2年間、弊社の研修を継続していただいていますね。

そうですね。管理薬剤師向けや、他の社員向け、いろんな形でお願いしました。いつも思うのは、業界が置かれている状況や医療に関する国の動向、そこからの今後の薬局のあり方など、山崎さんは本当に勉強されているなぁ、と。すごく考えて研修が組まれているということなんです。時には自分たちが知らない業界情報などもあって、目からウロコですよ(笑)。自分も勉強しなければ、といつも思わされます。我々と課題をしっかり共有してもらっているので、受講者にも響くのだと思います。

――研修を継続されてきて、変化などはありますか?

pho_dfs_020僕の話し方が一番変化したと思います(笑)。というのも、山崎さんの話す様子を見ていると勉強になるんです。大切な部分はどうやって伝えるか、どうやって人を惹きつけるのか、雰囲気はどうつくるのか、など真似したい部分はたくさんありました(笑)。職員に関しては、仕事上で発生する出来事の捉え方が変わったこと。問題点をあげつらうのではなく「自分たちはなにが出来るだろう?」という視点に変化したように思います。見方・捉え方が建設的になりました。

――当社に対して今後へのご要望などありましたら。

業界の先行き不透明感や薬剤師の仕事領域の変化、そしてバッシング…業界全体が変革していかなければならない状況です。その中で、私が大切だと思っているのは、我々自身が薬剤師としてというよりも、ひとりの人として自分のあり方を高めていくことだと思うのです。私たち自身があり方と技術・知識を高め、自信を持って患者様と向き合っていく、そのためにきちんと取り組むべきことはまだまだあるんじゃないかと思います。ぜひそういった部分での提案もお願いしたいです。

Profile

ご自身が経営される有限会社クリニカル調剤薬局は札幌・恵庭で4店舗の薬局を運営。ご自身は経営者であり、今も薬剤師として薬局の現場で患者様と向き合われています。だからこそなのでしょう。いつも自信をもって仕事・患者様と向き合う状態に自分をする、そのためには「人間力をあげること」という言葉が印象的でした。門間会長、ありがとうございました!

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