社員研修のコツ

第2回(2)企業が“研修”をすることで得られる成果とは -なぜ、その研修が必要なのか?そこから考えよう

こんにちは。山崎@リンククリエイトです。
今回は、企業が研修をすることで得られる成果についてお伝えします。前回のブログも読んでいただけると話がつながりやすいと思いますので、よろしければこちらもご覧ください。

<第1回へのリンク>企業はなぜ研修を行うのか-効果を最大化させるコツとは

研修の内容についての相談はお早めに

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研修を行う前には、当然ですがその内容を決める必要があります。
弊社は、企業における研修実務担当の人事部、総務部の方からよく以下のようなご相談をいただきます。

「今年もそろそろ管理職研修を計画しなくてはいけないのですが、どんな内容にしたらいいでしょうか?」
「営業社員のスキルアップを上から求められているのですが、何をすればいいと思いますか?」

「え?研修の相談って、そんな段階でしていいの?」と思われたかもしれませんね。
大丈夫です。
もちろん研修の概要を決められてからのご相談も歓迎ですが、経営者がトップダウンで内容を具体的に指示するようなものでない限りは、
「やらなきゃいけないけど、どうしよう」とか、
「うちにはこんな問題があるなぁ」という段階でご連絡いただいた方がこちらも助かるのです。

なぜなら、研修企画の前段階からご相談いただくことで、結果的にその組織にとってより合った研修をご提案することができるからです。

研修企画前にプロに相談することで得られるメリット

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そもそも、どうして管理職研修や営業社員のスキルアップ研修が組織に必要だと考えたのでしょうか?あるいはトップからそのように判断されたのだと思いますか?そこには、企業における人材育成の目標があるはずです。

例えば、
「管理職にはマネジメント能力が必要だ。組織の目標を達成するために、厳しく指導するだけでなく、部下にやる気を出させて成長させることができる、そんな上司がベストだ」
あるいは、
「営業社員には、まずはお客様の『お困りごと』を見つけて、もっと提案型の営業ができるような人材になってほしい」
というようなものです。

これらが実は、組織がその時に考えている、研修から得たい成果なのですが、これだけだと漠然としていますね。

一例として、「営業社員のスキルアップを図るために、社員にいくら意識改革の研修をしても効果が見えず行き詰ってしまっている。何か新たな研修はないだろうか」というお悩みがあったとします。
ここで弊社が行うのは、お話をお聞きすること。
その結果、実は旧来の価値観から抜け出せない管理職の意識が問題だった、というようなことがわかれば、先に上司の業務への取り組み方や、マネジメントのスタイルから研修をご提案することを行ったりします。

このように、研修の実施もさることながら、その前の企画段階で組織の課題、つまり「本当に研修が必要な対象と、その内容を検討すること」に研修を企画実施する価値があるのです。
社内で今まで問題だと感じていたポイントが、実は違うところが原因だったとわかると、全く新しい解決法に気がついたりします。

もし社内だけでこの分析が難しいようでしたら、ぜひ外部に研修を依頼してください。新しい風-つまり新しい価値観・ものの見方や捉え方を入れること、これが外部に研修を委託することで得られる、最大の効果だと私は考えています。

組織が持つ固有の価値観に基づいた“今までのやり方”にとらわれてしまっていたり、あるいは仮にその問題点に気がついたとしても、社内の人間は立場上口をはさめなかったり、ということもあります。しかし外部の人間であればコンサルタントとして意見することが可能です。

「マネジメント研修をやってください」「コーチング研修をやってください」
「管理職の研修を考えています」その段階でご一報いただければ十分ですよ。

弊社が今まで行ってきた研修については、こちらの事例をぜひご覧ください。

何をしたらいいだろう?の段階がポイントです!

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