社員研修のコツ

第19回(11)“研修”の成果の設定

こんにちは。山崎@リンククリエイトです。
今回は、社員研修の成果ということについてお話ししたいと思います。

社員研修の成果は何をもって判断するのか?

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言うまでもないですが、人材育成・社員研修には時間も費用も労力もかかります。具体的でわかりやすい結果を求めたいと思うのは当然の心理ですね。
ところが研修を依頼するお客様の中には、それについてはあまり考えていない、というところが少なからずあります。

つまり、とりあえず研修をやることに、もしくはやったことで満足している、というような会社があるということです。そもそも計画にあって、やらなければならないから実施する・・・という会社もたくさんあります。

ある意味、この方々は短時間・短期間の研修で明確に何かを変えるというのは困難だということをご理解されている、ともいえます。そういう面ではこちら側としては有り難いです。
新しい思考パターンが一朝一夕で身につくのであれば、苦労しませんからね。
もちろん、なるべく多くのことに気づいていただき変化を生めるように研修をしているわけですが、考え方をお伝えし理解いただいた後は、実際にトレーニングとして反復練習を重ねていただく必要のあるものがほとんどです。

「実践知」という言葉があります。研修を受けて知ったことを、自分で実践に移し、何度も試行錯誤する中で身につける、ということ。まさに社員研修で得るものは、ほぼこの実践知です。

受講者サイドで言えば、まず研修を受けてみて、「自分にも試せそうな、新しい気づき」があることが分かった。これは大きな第一歩です。
そこから、“自身で”行動を変えていきます。その結果が、研修で目指しているところです。そのために何をすればいいのか、これを研修の課題の中に盛り込んでおきます。

研修を受けたということを周りのみんなが知っているわけですから、「昨日研修でこんなことをやって、これからこういう行動をとります。」などと職場で共有できると、普段と違う行動でも実行しやすいですよね。

千里の道も一歩からです。どういう結果を求めるにしろ、行動を起こさなくては何も生まれません。

とはいえ、実際の研修を担当している人事担当の方としては、
「いや、そういうことが大事なのはわかります。ですが報告書も作らなくちゃならないし、もっとわかりやすい効果をはかる物差しをください」という心情もあることでしょう。

研修の効果測定方法は企画段階に決めておくことが大事

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結論から言うと、研修の効果測定(目標)をどうするかは、その企画段階に設定しましょう。目標と研修による効果、さらにはそれをどう測って報告するかということも含めて、最初に決めておくことが大事です。
例えば、営業社員向けの研修なら、研修終了後の訪問件数の変化や売り上げの変化など。
管理職へのマネジメント研修であれば、受講者の部署のその後一定スパンの業績をチェックする、あるいは人のマネジメントの改善を図ったものであれば、社員のES調査をするなど、いろいろな評価方法が考えられます。

私としては、研修の効果・成果というのは短期では測れないものが大きいと感じているのですが、それは、第1回第2回の記事と併せてこちらも読まれるとよりご理解いただけるかもしれません。

繰り返しになりますが、せっかく研修を行うのですから、そこから生じる効果を見据えた企画を行いたいものですね。
事前にそうした周到な準備を行っておくことで、結果的にも満足度の高い研修につながっていくでしょう。

弊社が今まで行ってきた研修については、こちらの事例をぜひご覧ください。

“研修”を「ただ受けた」だけでは終わらせない。

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